・現役でMARCHに受かるためにやった勉強法
・実際に使っていた参考書
・受験のアドバイス

今回は、現役でMARCHに合格できた自分の英語学習法を解説します!
英語勉強の心得

英語勉強は長期戦です。年代と用語を覚えればすぐに点数に直結する日本史・世界史などと違い、英語は単語・文法・長文など取り組む内容が多く、すぐに点数を上げることは正直難しいです。しかし、少しずつでも学習を積み重ねていけば、必ず結果につながりますので、ぜひあきらめずに取り組んでほしいと思います。
英単語
参考書
使っていた英単語帳はターゲット1900です。
こちらの一冊を徹底的に覚えました。主要な単語はもちろん、派生語や関連語も見て意味が分かる程度で覚えるようにしていました。

当時通っていた塾の先生に、「例年MARCHに受かる生徒は派生語・関連語も網羅している」と言われ、必死に覚えました。
単語の覚え方
覚え方のコツとしては、反復して少しずつ覚えていくことです。一回で完璧に覚えようとせず、英単語とその意味を確認したらすぐに次の単語に移るように意識していました。
皆さん、エビングハウスの忘却曲線をご存じでしょうか。

この図を見るとわかるように、一度頑張って覚えても、20分後には42%も忘れてしまい、次の日には74%も忘れてしまいます。
しかし、定期的に復習をすることで徐々に記憶に定着させることができるのです。そのため、一度で覚えきろうとせず、反復して暗記することが効率的な方法です。
しかし、復習がめんどくさくてなかなか取り組めないという方が多いです。やってみると一回学んだ内容なので意外とちょっとした時間で取り組むことができます。

通学時間・休み時間など、隙間時間を上手く活用して復習していました。
英単語の参考書は1冊を極めよう
本屋さんに行けば、色んな種類の英単語帳がおいてあります。そのため、受験生の中には色んな単語帳を買って片っ端から勉強していく方がいらっしゃいますが、自分はおすすめしません。
どの単語帳でも載っている単語は大体同じなので、何冊も買いあさるのではなく一冊を極めましょう。
英文法

参考書
自分はNext Stageを使って沢山問題を解いていました。こちらは過去に受験で出題された問題が数多く載っており、実践的な力を身に着けることができます。
英文法は苦手とする人が多い分野です。しかし、コツコツと勉強を続けていくことで必ず得点源にすることができます。
また、一問一答! 英文法クエストというサイトもおすすめです。こちらのサイトでは、大学受験に出題される英文法の問題を無料で解くことができます。参考書ばかりで勉強していてはつまらないという方におすすめです。ゲーム感覚で楽しむことができます。
長文
参考書
自分はやっておきたいシリーズを愛用していました。
こちらも様々な大学で過去に出題された問題を収録しているので、実践的な練習ができます。いろんなテーマの文章があり解いているだけでも結構楽しかったです。また選択問題のみならず記述問題もあったので、そちらの対策にももってこいです。

自分はこちらを一通り解いた後、こちらのシリーズの700も解いていました。余裕のある方はぜひそちらにも取り組んでみてください。
長文の勉強法
長文を読めるようになるためには、前提として英単語・文法の知識がある程度必要となってきます。なのでまずはそちらを勉強したうえで長文の勉強に取り組むようにしましょう。
ここで、自分が受験時代に取り組んで、圧倒的に実力が上がった勉強法をご紹介します。
それは、、、音読です。
自分は、一度解いたことのある長文を音読していました。そして一回音読して終わりではなく、何回も何回も同じ文章を音読していました。大体一つの文章を20回くらい読んでいました。もちろん1日で20回も音読していたわけではなく、数日に分けて(例えば、4回×5日と分けて)取り組んでいました。
音読の効果
長文を音読する効果としては2つあります。
1つは、文章を読むスピードが格段に速くなるです。音読を繰り返しすることで英語の文章を素早く理解できるようになります。例えば、抽象的な内容の後に「For example」がきて具体的な内容が続くといった文章構成や、名詞の後ろにwhichがあり関係代名詞の役割をしているといった文法的な理解が深まります。
2つ目は、リスニング力の向上にもつながります。自分が発音できる英語は、聴きとることができます。自分で声に出すことで、発音の練習になり、読める英語が増えていくことで、リスニング力の向上につながります。共通テストではリスニング問題があるのでぜひ音読を通して鍛えてください。

自分はただ音読するのはつまらなかったので、ネイティブになりきったつもりで音読していました。海外で好きな有名人がいる方は、その人の話し方を真似したりして取り組むと楽しめると思います。
また、余裕がある方はシャドーイングをおすすめします。シャドーイングは英語の音声の後を追うようなイメージで、音声の発音・スピードを真似して声に出して読むことです。自分で音読するよりもシャドーイングをすることでより効果的に勉強することができます。
余談ですが、自分は英語が一番の得意科目だったので、英語だけは早慶の赤本を解いていました。早慶の問題はMARCHに比べてかなり難しいので、早慶の赤本を解いてからMARCHの赤本を解くと簡単に感じます。たまに息抜きとしてやってみるのもいいかもしれません。

もちろん、最優先は第一志望校の赤本です。
受験生へのアドバイス

自分から、1つアドバイスがあります。それは、模試の判定はまったく気にしなくていいということです。
学校や塾で模試を受けることで、その結果で自分の志望校に合格できるレベルに達しているのかわかります。A判定なら合格する可能性が高く、E判定ならちょっと厳しいといった感じです。ただ個人的にはこの判定はあまりあてになりません。理由は、模試の問題とあなたの第一志望の大学の問題傾向は異なるからです。
自分は、模試ではMARCHはおろか、滑り止めの大学もE判定か良くてもD判定でした。そのため塾の先生からはもっと志望大学を考え直したほうが良いと何度も言われました。しかし、自分は受かる自信がありました。なぜかというと、赤本で過去の問題を解いてみると、合格最低点を常に上回っていたからです。実際に出題される問題形式でしっかり点数をとれていたので全く心配していませんでした。
なので、第一志望の判定が良くないからと言ってあきらめる必要は全くありません。しっかり赤本を解いてその大学に応じた対策をすればいいのです。
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