※このサイトはアフィリエイト広告を掲載しています。
こんにちはすいです。今回は、「集中力がすべてを解決する」の感想や良かった点をお伝えしたいと思います。
基本情報
著者:樺沢紫苑
出版社:SB Creative
価格:1,500円(税別)
読んだきっかけ
最近、集中力が以前よりも低下していることが悩みでした。なかなか長時間集中できず、取り組まなければならないことに全力で取り組めない状態が続いていました。
そんな時に本屋でこちらの本が目にとまり、試しに購入してみました。
こんな人におすすめ
・仕事の効率を高めたい方
・生活習慣を整えたい方
どんな本なのか
集中力を高めるためのノウハウを、具体的に教えてくれます。明日からでも実践できる方法が沢山あり、すぐに試すことができます。著者の樺沢紫苑さんが精神科医ということもあり、実際の研究に基づいた根拠のある方法を知ることができます。
ちなみに樺沢紫苑さんの著書には、「学びを結果に変えるアウトプット大全」や「学び効率が最大化するインプット大全」、「読んだら忘れない読書術」などがあります。
印象的だったノウハウ
一点集中タスク術
本書では同時進行(マルチタスク)が集中力を下げるもとであると主張しています。
一度に複数のことを処理しようとすると、脳の処理速度が遅くなり、余計に作業に時間がかかるだけでなく、脳の情報処理の許容量を超えた瞬間、ミスが発生してしまうのです。
集中力がすべてを解決する p66
自分もたまに、「ながら勉強」をしてしまいます。YouTubeで好きな人の動画を再生して聴きながら、大学の課題などをしていることがあります。この本を読んで、自分の最近の集中力の低下の原因がながら勉強にあったことに気が付きました。
さらに本書の以下の文は衝撃的でした。
マルチタスクをする場合、二つのことを別々に行う場合よりも時間がかかってしまうのです。さらに間違いやミスをする確率も1.5倍に跳ね上がります。
集中力がすべてを解決する p68
なんとマルチタスクをすると、余計に時間がかかるうえ、ミスの確率が1.5倍も高まるというのです。つまり、マルチタスクをするメリットは基本的にはないということです。
自分も実践してみました!
まず、YouTubeなどを見ながらの勉強をやめました。勉強中は、スマホの電源を切り、机から離れたところに置くようにしました。また自分は集中力がなかなか続かないため、キッチンタイマーを使用して30分はかり、30分たったら休憩するようにしました。これによってその30分間だけは集中して勉強できるようになりました!
脳が目覚める「ゴールデンタイム時間術」
朝起きてから2~3時間の間を「脳のゴールデンタイム」と呼びます。この時間帯は、脳がまったく疲れていない状態で、1日の中で最も集中力の高い時間帯です。この時間帯に、ミスをしてはいけない仕事や重要な仕事を行うべきと本書では主張しています。
また、この脳のゴールデンタイムは延長することもできます。
それは脳内の机をきれいに使い続けること。そのために必要なのは、「余計な情報」と一切、入力しないことです。
~中略~
「朝の情報番組を見ない」「メール、メッセージのチェックは、少し疲れてきた休憩時間に行う」「午前中に人と会う予定を入れない」といったことだけでも、「脳のゴールデンタイム」は延長できるはずです。
集中力がすべてを解決する p116~118
こちらも実践しました。
朝の目覚ましをiPhoneのアラームではなく、目覚まし時計にしました。理由は、毎朝iPhoneのアラームで起きた後、そのままメールやSNSを見てしまうことがあるからです。これでは起きた瞬間から大量の余計な情報をインプットしてしまいます。そのため寝るときにスマホはベッドから離れたところに置き、代わりに目覚まし時計を使って起きるようにしました。
実際にやってみて、その日の集中力がだいぶ良くなりました。今まで、それだけ余計な情報を気付かぬうちにインプットしていたことに気が付きました。
全体を通しての感想
上で解説した以外にも、「Todoリスト」や「ポジティブ脳ノート術」、「転ばぬ先の杖思考」など、すぐに実践でき、かつ効果のある方法をたくさん紹介してくれるので、読んでいてとても面白かったです。
しかもこれらは、これまで様々なベストセラー本を執筆されてきた樺沢紫苑さんが取り組んでいる方法です。そんな方のノウハウを学べる本書は、是非読んでいただきたい一冊です。
コメント